張又俠が軍権を掌握し、習近平が交代に言及
苗華と何衛東の失脚を受け、外部では張又俠が実質的に軍を掌握しているとの見方が強まっている。4月30日、中央軍委政治工作部は苗華の全国人民代表大会の代表職務を罷免し、習近平の軍中システムの掌握が揺らいでいることを示した。
軍委副主席である張又俠は影響を受けず、逆に軍方の実質的な支配を強化しており、中共内部の軍権移譲への関心を引き起こしている。同日の苗華の失脚を受け、習近平は上海で視察中に「バトンを若者に渡すべきだ」と語った。この発言は、権力の動揺に伴う微妙な信号として解釈されており、引退感と未来への不安を示唆している。
専門家は、張又俠が軍中で影響力を増していることに注目しており、彼自身は「紅二代」であり、軍中の人脈が強固である。この一年間で、習近平の人馬が続々と失脚する中、張又俠は地位に影響を受けることはなく、むしろ軍委常務会議を掌握し、軍の運営を実質的に支配している。
