求職におけるAIの利用増加、雇用主は不適切な従業員を雇うリスクに直面
職業コンサルタントは、AIチャットボットが求職者にとって有益である一方で、人間の判断を置き換えることはできないと強調しています。企業家のジェームズ・ロビンソンは、人工知能（AI）を用いて求職申請を処理することが雇用主にとって不適切な求職者を採用する原因になり得ると述べています。多くの応募者が生成AIチャットボットを使用して申請書を記入しているとのことです。
ロビンソン氏は、この技術を使いこなす求職者が申請プロセスを操作する可能性があるが、実際の仕事には適していないと警告しています。最近の調査によれば、約半数の求職者がAIを活用して申請プロセスを助けていることが明らかになっています。
彼が経営する広告会社「ハロー・スターリング」では、AIによって生成された文が多く含まれた申請書が届いており、「私のスキルは貴社の目標と一致しています」といったフレーズが頻繁に見られます。
別の職業コンサルタントであるメーガン・クーパーは、AIは求職の支援ツールとして利用できるが、人間の判断を補完するものであり、代替すべきではないと言います。学生たちが雇用主の期待に基づいて生成AIを使用することが少なくなく、その倫理的問題について考える必要があると述べています。
学生のジャスミン・ジェイムスとジェイコブ・モーガンもAIと求職に関する考えを共有しました。ジェイムス氏は学業でのAI利用を避け、剽窃について懸念を示しましたが、モーガン氏はAIがとても役立つツールであると考えています。
