ドイツ選択党が極右組織と認定され、米政府高官が反発
ドイツ連邦憲法保護局（BfV）がドイツ選択党（AfD）を極右の過激派組織と認定し、米国の高級官員がこれに対して批判を強めています。
同局は、「この党内には、自由民主秩序に反する人種や血統に基づく思想が蔓延しており、特定の集団を社会的平等から排除することを目的としている」と指摘しました。また、選択党が使用する憎悪表現や扇動的な言葉は民主機関を破壊するとしています。
党全体を極端主義者として分類することで、当局がその活動をより厳格に監視する権限を与えることになります。選択党はこの決定が政治的動機によるものであると主張しました。米国副大統領はドイツが「ベルリンの壁」を再建したと非難し、選択党を擁護しました。国務長官は、この動きは「偽装された暴政」であると述べました。
ドイツ外交省はこの行動が憲法を守るためのものであり、右派過激主義を止める必要があると強調しています。
