アキリーノ前米軍インド太平洋司令官が民進党を訪問、「台湾ストーリー」を宣伝予定
前米軍インド太平洋司令官のアキリーノ将軍は5月2日に米国「国家アジア研究局」の専門家団を率いて民進党本部を訪問しました。アキリーノ将軍は、今回の訪台成果が非常に豊富であることを述べ、帰国後にアメリカで「台湾ストーリー」を積極的に宣伝すると言及しました。会談では、台湾の国内政治、米台安全保障及び経済協力、社会的防衛のレジリエンスについて意見を交換しました。
民進党の秘書長である林右昌は訪問団を歓迎し、アキリーノ将軍が米台地域安全保障協力の強化において持続的に影響力を発揮していることに感謝しました。米台関係について、林右昌はアメリカが台湾にとって最も重要なパートナーであることを強調し、台湾が唯一無二のテクノロジー産業の強みと迅速かつ柔軟な生産チェーン、戦略的位置を持っていることを述べました。
また、訪問団が台湾の防衛予算に関して質問した際、林右昌は中国の台湾併吞の意図が変わっていないと指摘し、過去の国民党政権時代の「銀弾攻勢」や「商売を以って政を迫る」手法から、今日の認識作戦や内部浸透に至るまで手段は異なれど、本質は同じであると述べました。民進党が2016年から政権を維持している中で防衛予算を引き上げ、国防改革を行い、一年の義務役を復活させ、アメリカとの協力を強化することは、自己防衛能力を強化し、台湾の民主主義を守る決意を示すものであると述べました。アメリカの関税政策や米台経済協力に関する問題に対して、林右昌は台湾がアメリカの堅実なパートナーであり、両者の戦略的利益に合致する協力目標を推進する意向があると述べました。彼はまた、アメリカ政府、議会、政策サークルが台湾に対して長期かつ安定した超党派の支持を示していることに感謝しました。
地政学的に高度な不確実性の中、双方の密接なコミュニケーションと米台関係の健全な発展が重要であると林右昌は指摘しました。アキリーノ将軍は「国家アジア研究局」が米国の超党派智庫であり、台湾海峡問題に高度に関心を持っていることを述べ、地域の安全問題に対する研究と分析を提供することに尽力していると述べました。
