中国製おもちゃの輸送が阻止され、アメリカの玩具業者が秋の品不足を懸念
韓国関税庁は21日に、33億ウォン（約7500万台湾ドル）のバッテリー材料が中国から輸入される際、関税を回避するために原産地を韓国と偽って表示したことを発表しました。また、3月には193億ウォン（約4.4億台湾ドル）の監視機器の部品が中国から輸入された後、韓国で再組立てされ、アメリカの中国通信機器に対する制限を回避していました。
韓国関税調査官のイ・カンウ氏は、「関税が韓国より高い国に対して調査を行う計画です。これらの国は韓国を通じて貨物の輸送ルートを変更する動機が十分にあります。」と述べました。今年の第1四半期には、295億ウォン（約6.7億台湾ドル）の貨物が原産地についての規定に違反しており、その97%がアメリカ向けであり、ほとんどが中国から来ています。
アメリカの関税政策の影響で、中国製のフリスビーや模型グライダーなどはアメリカに輸送できず、玩具業者は秋の売り上げシーズンに備えて倉庫の品不足を懸念しています。玩具業者のアレンス氏は、「供給業者が3月初めから価格を引き上げ始めたことが、大きな影響の一つです。」と述べました。
トランプ政権は、中国製のおもちゃの輸入に対する関税をゼロから145%に引き上げ、輸入コストが倍増しました。400億ドルの玩具産業は大きな影響を受けているといいます。昨年、アメリカが輸入した170億ドル以上の玩具のうち、130億ドル以上が中国からでした。
ある玩具会社は、彼らのおもちゃはほとんどがアメリカでデザインされていて、ほとんど全てが中国の工場で生産されていると述べており、トランプ大統領が多くの中国製品に対して新たな関税を課してから、アメリカの玩具会社の大半が運送を停止していると報告しています。
