ロシア・ウクライナの復活祭の停戦が1日間行われ、双方が違反を互いに非難
画像／達志影像美聯社 (Oleg Varov/Russian Orthodox Church Press Service via AP) ロシアのプーチン大統領は土曜日に突然、ウクライナで復活祭のために1日間の停戦を発表したが、ロシアとウクライナの双方が停戦違反を互いに非難している。月曜日の早朝、キエフとウクライナ東部では再び空襲警報が鳴り、ウクライナ側はロシア軍によるミサイルと無人機攻撃があったと指摘している。
停戦の発表があったにもかかわらず、ウクライナの戦闘は終息の兆しを見せていない。アメリカのトランプ大統領とポンペオ国務長官は先週、交渉が進展しない場合、アメリカは関与を停止すると述べていた。しかしトランプはSNSで交渉の進展に期待を寄せており、今週中に合意に達することを望んでいると語った。一方、アメリカの特使はウクライナのNATO加盟がもはや考慮されないと述べた。
プーチンは停戦声明の中で、人道的考慮から、土曜日の午後18:00から月曜日の00:00まで停止すると記し、ウクライナ側も従うこと期待していると言っている。だが、停戦の詳細や監視方法については言及されていない。プーチンは復活祭の礼拝に参加するためモスクワ市長と共に教会を訪れたが、その後、停戦の遵守を怠っているとの指摘があった。
昨日の囚人交換で、ウクライナは277人の兵士を帰国させ、ロシアも246人の兵士を返還した。双方は囚人交換には合意しているものの、前線の兵士たちは現在の停戦状況を疑問視しており、告知された停戦は国際社会に示すためのものであると考えている。緊迫した状況の中、日曜日以降、ウクライナ空軍は再び空襲警報を発令した。トランプは楽観的な姿勢を示し、今週中に合意に進むことを期待しているが、停戦は依然として遠く感じられる。
