国連報告:2050年までにキリマンジャロとアフリカの氷河が消失

国連の最新報告によると、タンザニアのキリマンジャロ山の氷河は2050年までに消失する見込みです。この報告は、気候変動の進行に伴い、世界中の多くの地域の氷河、特にアフリカの最後の氷河が消える運命にあると警告しています。報告書によると、世界遺産リストに登録されている地点のおおよそ3分の1の氷河が今後30年以内に消失するとされています。
これらの氷河は、アルプス山脈やアメリカのヨセミテ国立公園の氷河と同様に溶けてしまうでしょう。報告の中では、気候変動に対する世界の取り組みがあっても、これらの氷河は最終的に消失する運命にあることが指摘されています。
この報告は、衛星データに基づいて予測され、エジプトで開催されたCOP27気候変動会議の際に発表されました。報告書によると、世界遺産の50か所には約18,600の氷河が存在し、地球上の氷河地域のほぼ10%を占めています。氷河の縮小や消失は、地球の気候が温暖化している最も明白な証拠とされています。
報告によると、他の氷河を保護するためには、地球の気温上昇を1.5°C以下に抑える必要があり、実現にはまだ信頼できる道筋が見えていません。国連の担当者は、排出量を減らすことがカギであり、各界に参加を呼びかけています。
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