グリンクビッチ中将、欧州司令部の司令官及びNATO軍の司令官に任命

アメリカのトランプ大統領は5日、アメリカ空軍のグリンクビッチ中将(Alexus Grynkewich)を欧州司令部(EUCOM)の司令官及びNATO軍の司令官(SACEUR)に指名しました。これは、2022年6月に就任したカヴォリ上将に代わるものであり、美軍と同盟軍の協力を深め、ヨーロッパの防衛力を維持することを目的としています。
アメリカの《国防ニュース》によれば、トランプ政権は5日にこの指名を発表し、NATOの北大西洋理事会もこの人事を承認しました。アメリカ合衆国連邦上院の承認を受けて、グリンクビッチ中将は駐欧のアメリカ軍10万人及びNATO軍を指導し、ますます複雑化する国際地政学的状況に対応するため、ヨーロッパの防衛能力を向上させることになります。
グリンクビッチ中将は1993年にアメリカ空軍士官学校を卒業し、現在はアメリカ合衆国参謀長連席会議の作戦総監を務めており、作戦司令部の指導方針を策定する責任があります。また、彼は参謀長連席会議議長が全球的な軍事行動を指揮する際の重要な補佐の一人です。彼は2022年から2023年にかけて中東に駐在するアメリカ空軍部隊の指揮官を務め、イスラエルの空中作戦を支援してきました。
加えて、グリンクビッチ中将は2300時間以上の飛行任務経験を有し、F-16およびF-22戦闘機の開発に試験操縦士として参加するなど、豊富な経験を持っています。
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