トランプ氏、アフリカの首脳と並んで3列目で教皇葬に出席

アメリカのトランプ大統領夫妻は4月25日、教皇フランシスコの葬儀に出席するためイタリアに到着しました。ロイターの報道によれば、彼は早くから出席を表明しているにもかかわらず、エチオピアとエスワティニの首脳と並んで3列目に坐ることになるとのことです。
トランプ氏は「アメリカ第一」という政策を掲げて以来、外交関係が緊張しており、この葬儀が外交的な地雷になり得ると指摘されています。葬儀は現地時間土曜日の午前10時に始まる予定で、重要な大司教や枢機卿が最前列に座ることになります。アルゼンチンのミレイ大統領とイタリアのメローニ首相は、特別に前列の席に座る栄誉を得ます。
第2列にはヨーロッパの王室のメンバーが座る予定で、国際的な指導者たちはその国名のフランス語アルファベット順に従って3列目に座ることになります。アメリカのフランス語は「États-Unis」であるため、エチオピアの後、エスワティニの前に座ることになるでしょう。また、バチカンの発表によると、少なくとも130の外国代表団が葬儀に出席する予定で、その中には50人の国家元首と10人の在位君主が含まれています。
トランプの代表団はウクライナの代表団の近くには座らないとされています。ウクライナのゼレンスキー大統領は軍事会議のため出席できない可能性があると述べていますが、もし出席した場合、トランプ氏とは今年2月のホワイトハウス以来、初めての対面となるでしょう。実際、トランプ氏は、バイデン大統領がエリザベス女王の葬儀で14列目にしか座れなかったことを公然と嘲笑しており、自らが大統領であったならば前列に座れたと主張しています。一方、バイデン大統領も教会員であるため出席しますが、アメリカの公式代表団には参加せず、他の貴賓とともに後方に座ることになります。
Recent News
プーチン大統領がゼレンスキー大統領との直接交渉を希望、停戦に向けて
- 22 April, 2025
ドイツ検察、選択党の元助手を起訴し、中国のスパイ活動を疑惑
- 30 April, 2025
アルゼンチン・ドレーク海峡で7.4級の強震発生 津波警報は解除
- 3 May, 2025