スペインとポルトガルで大規模停電、交通混乱、復旧に最大10時間かかる可能性
スペインとポルトガルでは、28日正午12時30分頃に大規模な停電が発生し、全国の交通が大きく影響を受けました。スペイン国営鉄道会社「Renfe」によると、国全体の電力網が切断されたため、列車が運行を停止し、空港もバックアップ発電機を使用せざるを得なくなりました。
報道によれば、停電により交通信号機が故障し、スペインの首都マドリードでは交通渋滞が発生し、高速道路のトンネルが閉鎖され、地下鉄も避難が行われました。市長は住民に外出を控えるよう呼びかけ、「可能な限りその場に留まって、道路を確保することを希望しています」と述べました。
同時に、各地では店舗やレストランが暗闇に包まれ、西班牙とポルトガルのネットワークもダウンしました。バルセロナ空港は約40分間停電し、バックアップ発電機に切り替えて電力を復旧させました。スペイン電力会社は、これによって停電の範囲が拡大していると述べています。現時点で一部地域は電力が回復しましたが、完了までに6〜10時間かかる可能性があるとしています。
