ウクライナ外相がロシアに即時30日間の停戦を求める
ロシアのプーチン大統領は28日、第二次世界大戦勝利80周年を記念して、5月8日から11日までの72時間の停戦を発表した。ウクライナの外相シビハ（Andrii Sybiha）は、ロシアが「本当に平和を望むなら」、30日間の停戦を即座に宣言すべきだと述べた。
クレムリンは、この停戦は人道的な理由に基づいており、その間、軍事行動は全面的に一時停止されると指摘している。ウクライナがこの期間中に停戦協定を違反した場合、ロシア軍は適切に反応すると警告している。西ビハは、現時点で停戦が可能であり、5月8日を待つ必要はないと強調。もし現在から30日間の停戦が可能であれば、ただのパレードのためではなく、実質的な停戦となると語った。
アメリカのトランプ大統領は、現在の状況に対して不満を表明し、殺戮と流血を止めるための恒久的な停戦を望んでいると述べている。ホワイトハウスの報道官リーヴィット（Karoline Leavitt）は、トランプがロシアとウクライナの両国の指導者に対して「ますます失望している」と伝えた。
ウクライナ側は、以前のイースターの停戦期間中にロシア軍が停戦の名の下に軍隊を動かし、ハルキウなどの前線に大規模に部隊を増強したことに言及している。5月9日はロシア及び旧ソ連諸国にとって重要な記念日であり、第二次世界大戦中のナチス・ドイツの降伏を記念している。クレムリンは、ロシアが「無条件」で平和交渉を開始する準備ができていると同時に述べている。
