Slateの電動ピックアップトラック：アマゾン創業者が投資、価格は2万ドル未満でモジュール式組立自動車
アメリカの電動車スタートアップSlateは、アマゾン創業者Jeff Bezosの投資を受けて、モジュール式に組み立てられる初の電動ピックアップトラックを発表しました。この車両はアメリカ国内で生産されることを標榜しています。この電動ピックアップトラックは、シングルモーター後輪駆動の設計を採用し、最大出力150kW（約201馬力）で、トルクは264Nm（ニュートンメートル）に達します。標準版は52.7kWhのバッテリーパックを搭載し、84.3kWhのオプションも提供。11kWの交流電源で充電され、最大120kWでの直流急速充電にも対応。20%の電池残量から80%に充電するのにわずか30分です。
Slateの電動ピックアップトラックは、高度なカスタマイズ設計が特徴で、2人乗りから5人乗りに変更でき、100種類以上のカスタマイズオプションを提供しています。鋼製ホイール、ダイヤル式エアコン、手動窓などを備えており、エンターテインメント装置は搭載されていませんが、汎用のスマホホルダーとUSB充電ポートがあり、ユーザーはナビゲーションやエンターテインメントシステムとしてスマホを使用できます。これにより、生産コストが削減されます。
さらに、SlateはDIYキットを提供しており、消費者は自分で組み立てることで追加の組立費用を削減できるようになっています。ただし、ミシガン州の工場での組立代行サービスも選べます。現在、消費者は50ドルのデポジットで予約が可能で、2026年第4四半期に初回の納車が予定されています。販売価格は元々25000ドルでしたが、アメリカ国内生産の税の優遇を受けて、20000ドルからとなります。
