カナダの選挙調査が劇的に変化、自由党のカーニーが反米言論により逆転を果たす

カナダは今日(28日)、選挙を実施し、選挙情勢の劇的な変動が注目を集めています。自由党はもともと大幅に遅れをとっていましたが、米国のトランプ大統領の論争的な発言により支持率が急上昇し、現在は世論調査でわずかにリードしています。台湾時間では明日(29日)に選挙の初期開票結果が発表されます。
この数ヶ月の間、与党の自由党は野党の保守党に20ポイント以上遅れをとっていましたが、トランプが発表した過激な発言により自由党の支持が回復しました。トランプは最近、「カナダは米国の51番目の州になるべきだ」と主張し、現職のカーニーを「トルドー知事」と揶揄しました。この発言はカナダ国内で強い反発を引き起こしました。トランプはさらに、「カナダは米国の支援に依存しているため、そうでなければ存在できない」と述べ、これによりカナダの国民が激怒し、選挙情勢が大きく変化しました。
自由党は迅速に支持を取り戻し、トランプの立場に近い保守党は後退しています。報道によれば、保守党は3ヶ月前には勝利を確実視されていましたが、最新の世論調査では月曜日に敗北する可能性があるとされ、自由党が大勝の見込みです。
トロント大学の民主参加交流センターのディレクター、ビビは、これまでに短期間でこれほどの劇的な変化が起きた選挙はないと指摘し、この選挙を「前代未聞の」と形容しました。現在、自由党候補のカーニーの支持率は43%に達し、保守党候補のボリッジの38.9%をリードしています。さらに、最新の世論調査では、31%のカナダ国民が中国との貿易関係を拡大することを支持しており、2023年より24ポイント増加し、反米感情の高まりを示しています。しかし、主要候補者たちは中国に対して依然として厳しい態度を取り続けており、今後のカナダの外交の行方は、開票結果が出た後に明らかになるでしょう。
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