韓国、DeepSeekアプリのダウンロードを再開 個人情報問題を改善
中国のAI企業、DeepSeekのロゴ。韓国の個人情報保護委員会は2月、国内でのDeepSeekアプリのダウンロードを一時停止すると発表しましたが、韓国政府は昨日（4月28日）に2か月ぶりにダウンロードを再開しました。
報道によると、DeepSeekは最近、個人情報処理方針を公表し、ユーザーに個人データの移転を拒否するオプションを提供しています。今年2月17日に、個人情報保護委員会はDeepSeekのアプリのダウンロードを停止し、Apple App StoreやGoogle Playではこのアプリをダウンロードできなくなりました。すでにダウンロードされているユーザーは引き続きアプリを使用できますが、同委員会は個人情報の入力を控えるようにユーザーに勧めています。
個人情報保護委員会は先週の木曜日（4月24日）に、DeepSeekが韓国で導入された際に、同意を得ずにユーザーの個人データを海外に転送し、かつ個人情報処理方針を公開しなかったと指摘しました。DeepSeekは新しい個人情報処理方針を発表し、韓国の個人情報保護法を遵守することを約束し、14歳以下の子供へのサービスを提供せず、子供の個人情報を収集しないことを強化しています。
韓国政府はDeepSeekのダウンロードを再開し、個人情報保護委員会はDeepSeekが個人データに関する問題を認め、改善措置を講じたと説明しています。政府は今後もDeepSeekが韓国の法律を遵守しているかを監視していく方針です。
