『フレンズ』のLGBTコンテンツ、中国の動画サイトで削除
数社の中国のストリーミングプラットフォームが、アメリカの人気シチュエーションコメディ『フレンズ』の同性愛に関するシーンを検閲したと指摘されています。今週初め、このドラマはテンセント、ビリビリ、ソーキー、アイチーおよびアリババのユクーで再放送されましたが、中国のファンたちは、女性同性愛者のキャラクターに言及するシーンや同性愛者のキスシーンが削除されたと不満を述べています。
これらのシーンが削除された理由は不明で、これらの指摘に対してプラットフォームからの公開された反応はありません。『フレンズ』は1994年から2004年にかけて放送され、ジェニファー・アニストン、コートニー・コックス、リサ・クドロー、マット・ルブラン、マシュー・ペリー、デビッド・シュワイマーが演じる友人たちの生活を描いています。このドラマは中国で多くのファンを持ち、多くの中国のミレニアル世代は、このドラマが英語学習やアメリカ文化を知る手助けになったと称賛しています。
2012年から2018年にかけて、ソーキーはこのドラマの放送権を持っており、その際には検閲なしの完全版が放送されました。しかし、中国のファンはソーシャルメディアで再放送版に対する失望を共有しており、特にキャラクターのロスの前妻が同性愛者であることに気づく重要な場面が削除されたことについて懸念を示しています。あるシーンでは、「多重オーガズム」が「女性の終わりのないおしゃべり」と訳されるなど、明らかな誤訳も報告されています。
