中国共青団、「過激なフェミニズム」をネットの有害物質と批判し論争を引き起こす
中国共青団中央は4月12日、SNSを通じて「過激なフェミニズムがネットの有害物質になっている」と批判する投稿をし、波紋を呼んでいます。この組織は最近発表した中共の革命的歴史を示す画像が「女性を無視している」と批判され、多くの「ネット暴力」を受けたと主張しました。
共青団中央は、これらの行為が「限界を超えた」とし、一部ネットユーザーからのコメントのスクリーンショットを公開しました。その中には「6枚の画像に女性が1人もおらず、全て男性ばかりで、国のために尽力した女性英雄たちをどうして避けているのか」といった意見がありました。
同団体はさらに「過激なフェミニズム」が「性別対立」を引き起こし、影響力を持つために利用されていると指摘しました。この発言は瞬時に話題となり、14日午後までに投稿は約60万回リツイートされましたが、多くのユーザーがこうした意見に反対の声を上げています。
中国のSNSにおいて、フェミニズム問題は非常に敏感で、女性の権利を支持する意見はしばしば制限されています。また、公式メディアも「偽のフェミニズム」を取り締まる必要があるとのコメントを発表しました。
