EU小麦輸出34%減少、2025年産量が13%増加する見込み
欧州委員会の4月29日の報告によると、2024/25年度のEU小麦輸出量は4月27日までに17,467,351トンに達し、前年同期の26,646,749トンから34%減少した。また、大麦とコーンの輸出量もそれぞれ21%と46%減少した。
輸入の面では、2024/25年度の小麦輸入量は6,715,695トンで、前年同期比14%の減少。しかし、穀物の生産に関する報告では、2025年のEUの穀物生産は10%増加し、2.807億トンに達すると予想され、そのうちソフト小麦の生産は13%増の1.265億トンに達し、4年ぶりの高水準になる見込み。
報告では、天候の影響により中欧と北欧は乾燥の問題に直面している一方、南欧は恵みの雨により土壌の水分状態が良好で、今後の作物に影響を及ぼすことが示唆されている。
