前米軍インド太平洋司令、民進党を再訪 林右昌警告：台湾に対する中国の併吞意図は変わらない
前米軍インド太平洋司令ジョン・アキリーノ（John Aquilino）は今月2日、米国のシンクタンク「国家アジア研究所」を率いて民進党中央党部を訪問しました。民進党のリン・ヨウチャン（林右昌）秘書長は、5月4日に発表した声明で、双方は台湾の国内政治、安全保障協力、および全社会の防衛能力に関して深く意見交換を行ったと述べました。
リン・ヨウチャン氏は、中国の台湾併吞の意図は未だに変わっていないと強調し、台湾は引き続き米国との関係を強化し、自衛能力を向上させると述べました。彼は、米国が台湾にとって最も重要なパートナーであり、台湾が独自のテクノロジー産業の優位性、迅速かつ柔軟な生産チェーン、および戦略的な海空輸送位置を持っており、互恵関係を築くことができると述べました。
リン・ヨウチャン氏は、民進党が2016年に政権を取って以来、国防予算を引き上げ、国防改革を進めてきたと強調しました。現在の地政学的な不確実性の中で、米国との密接な協力はますます重要であると信じています。
アキリーノ氏は、この訪問の成果として、「国家アジア研究所」が台湾の課題に取り組んでおり、「台湾の物語」を米国で広く宣伝する意向を示しました。
