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ポーランド前大統領ワレサ:世界の民主主義が破壊されている

ポーランド前大統領ワレサ:世界の民主主義が破壊されている

1983年のノーベル平和賞受賞者であり、ポーランド最初の民選大統領ワレサが、4日世界新聞メディア年会に出席し、「自由の戦士からポピュリズムへの反発と民主主義の保護を学ぶ」をテーマに語った。彼は、世界の民主主義が破壊されているとし、文明を救うためにグローバルな解決策を見つける必要があると強調した。

この会議は、自由な報道が圧力を受けている背景の中で行われ、70か国以上から約千名のメディア及び関連団体の代表が参加した。中欧諸国に民主主義をもたらしたワレサは、現代の民主主義を守る重要性を特に強調した。

ワレサは今年3月、波蘭の政治犯39人と共に米国大統領トランプ宛てに共同書簡を送り、トランプと副大統領ペンスがホワイトハウスでウクライナ大統領ゼレンスキーに対して行った発言に不満を表明した。この書簡には「ホワイトハウスの雰囲気に恐怖を覚え、共産党時代の審問を思い出させる」と記されていた。

彼はトランプがウクライナへアメリカの援助に対する感謝の意を求めたことに対して、驚きと嫌悪を感じるとして、これを侮辱と見なした。彼は1980年代にポーランド連帯団体を率いて共産政府と交渉し、1989年の円卓会議を実現させ、東欧の民主化を推進した。