フィリピン、台湾との公式交流制限を大幅緩和 中国が激怒
フィリピンの『スター』紙によると、フィリピンのマルコス大統領は、台湾との官僚の交流制限を緩和し、フィリピン官僚が台湾を訪問することを許可すると発表した。これはフィリピンの投資機会を最大限に広げる必要があるためである。これに対し、中国の専門家は、フィリピンが中菲関係が敏感な時期にこの決定を行ったのは、中国に対する強硬姿勢を示す意図があると考え、中方はこのような挑発行為を容認しないだろうと述べている。
フィリピン大統領府の文官長ルカス・ベサミンは、15日にマルコス大統領を代表して新しい覚書を署名し、1980年代にコラソン・アキノ元大統領が署名した第313号行政命令を緩和することを発表した。この行政命令によれば、フィリピン政府の官僚は、フィリピン外務省の承認がない限り公務で台湾を訪問したり、台湾の官員を受け入れたり、台湾に関連する公式活動を行ったりすることはできなかった。
この覚書によると、旅行制限の対象はフィリピンの大統領、副大統領、外務大臣、防衛大臣の4つの役職に縮小され、その他の経済、貿易、投資に関わるフィリピン政府の官僚は、事前にフィリピン外交省に申請する必要がなくなったが、普通のパスポートを使用し、公式の役職で訪問することはできない。
これらの官僚は、出発前に台北のマニラ経済文化事務所に訪問目的を通報し、出訪中にMECOとの調整を維持しなければならない。帰国後にはMECOとフィリピン外務省に出張報告書を提出しなければならない。
