イスタンブールで6.2の地震が発生、大きな被害の報告はなし、専門家が警告
トルコのイスタンブールで本日（23日）現地時間12時49分（台湾時間17時49分）に震源深さ10キロメートルの規模6.2の強い地震が発生しました。幸いにも重大な災害情報は伝えられていませんが、専門家は今後の地震リスクについて警告を発しています。
報道によると、地震後イスタンブールの街には多くの人々が押し寄せ、余震が続いているために驚いた人々は屋内に戻ることをためらっています。専門家によると、カンディリ天文台の予測によれば、2030年までにイスタンブールで7級の地震が発生する可能性が64%に達するとされています。
交通インフラ、空港、鉄道などには損害は確認されていないものの、一部の建物に損傷が見受けられます。地元当局は人々に損傷した建物には近づかないように注意を呼びかけています。
1999年にはイスタンブール近郊で発生した地震により、1万7千人以上が命を落としました。住民や専門家は長らく大地震の襲来を懸念しています。トルコの環境と都市化大臣は、イスタンブールの建物の5軒に1軒が構造的に不安定であると警告しており、耐震基準を満たさない建物が150万軒に上る可能性があると述べています。
トルコの地震専門家ゴルールは、今日の地震は以前に警告されていた7級以上の強震ではないが、クンブルガズ断層の圧力を増加させ、今後の地震の可能性を高めたと述べています。地域政府と住民は共に防災対策を進める必要があると呼びかけています。
