サンフランシスコで結核症例が増加、中国移民が40%を占め死亡率も上昇
サンフランシスコ公衆衛生局の報告によると、サンフランシスコの結核症例の約40%が中国出身の移民から来ており、入院治療中に近く半数が死亡している。局は中国語の記者会見を開催し、コミュニティに警戒を呼びかけ、検査と治療を積極的に受けるよう促している。
2020年以来、サンフランシスコでは結核発生率が増加しており、特に華人コミュニティの患者が目立っている。22日の記者会見は副局長のリン・ウェイハオが主催し、結核科の高シュウラン医師などの専門家が参加し、問題の深刻さと解決策について議論した。
高医師は、結核の症状には発熱、三週間以上の咳などがあり、早期発見の重要性を強調した。報告によると、喫煙や糖尿病は結核患者の一般的な医療リスク要因であり、免疫力が低下したために潜伏性結核が発生する患者も多いと指摘した。
リンは、コミュニティの認識を高め、早期のスクリーニングを行うことが結核の発生率を下げるために重要であると述べた。また、医療機関は多言語サービスを提供し、患者が理解し治療を受けられるようにする必要がある。
