米軍艦「ローレンス号」が台湾海峡を通過 中共の強い反発
中国の海軍の日に、アメリカの「ローレンス号」駆逐艦が台湾海峡を通過し、中国側の強い不満を呼び起こしました。中国国防部は海空軍を派遣して監視を強化し、張曉剛報道官はアメリカが執拗に中国軍を偏見で見ていると非難し、「中国軍事的脅威」といった宣伝が中米軍の交流の障害になると述べました。また、彼はアメリカに「被害妄想症」にかからないよう警告しました。
軍事専門のソーシャルメディア「Taiwan ADIZ」によると、ローレンス号は4月23日の午後10時頃、澎湖の南西海域を通過し、同時に無人機「MQ-4C」が台湾海峡上空を飛行していました。国防院戦略研究所の蘇紫雲所長は、アメリカ軍艦が船舶自動位置情報システム（AIS）を利用し続けたことは特筆すべきことであり、通常は港に出入りする際や忙しい国際水路でのみ使用すると指摘しました。この行動は台湾海峡が国際水域であることを強調しています。
アメリカのインド太平洋司令部の報道官もTVBSに対し、ローレンス号の台湾海峡通過は定期行動であり、国際法で保障された航行・飛行の自由に準拠していると述べ、台湾海峡はどの沿岸国の領海にも含まれないと強調しました。アメリカはこの行動が国々の航行の自由を守るという原則を示したものであることを強調しています。
