インドとパキスタンの国境で発砲、国連が自制を呼びかけ

インドが管理するカシミール地域で、22日にテロ攻撃が発生し、インドはパキスタン人の関与を指摘しました。その後、両国は報復措置を取り、24日の夜には国境で発砲し、緊張が高まりました。国連はこの核保有国の二国に「最大限の自制」を求め、状況がさらに悪化しないよう訴えています。
インドのメディアによると、24日にインドの治安部隊がテロ攻撃の容疑者を追捕した際、一時的に交火があり、2人の兵士と1人の武装分子が負傷しました。同夜、パキスタン軍はカシミールの実効支配線付近で数回にわたり発砲し、インド軍はこの行為を停戦協定の違反とし、小火器で応戦しました。さらに人的被害の情報はありませんが、将来の同様の事件が対立を悪化させる可能性について懸念が高まっています。
また、インド海軍の「ヴィクラント」艦はインド西部の海軍基地を出発し、アラビア海の北東部へ巡視に向かい、パキスタンに対して武力示威を行っています。一方、パキスタン軍も24日に実弾射撃の演習を行い、両国の緊張は国際社会の関心を集めています。
国連の発言者であるドゥジャリックは24日に、印パ政府に最大限の自制を呼びかけ、情勢が悪化しないように保障するよう求めました。インド陸軍の参謀長デウェディ上将は25日に緊張が高まるスリナガルとウダンプルを視察し、インド政府は200万ルピーの報奨金を出してテロ攻撃の容疑者を追跡するための情報を提供するよう市民に呼びかけています。パキスタンはテロ攻撃事件との関連を否定し、そのような関連づけは「無理な騒ぎ」であると主張し、インドのいかなる行動にも反応すると述べています。
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