ソマリア、台湾パスポートを不認可にし、外交部が強く抗議
ソマリア民間航空局は最近、国連総会の2758号決議に基づき、ソマリア政府が「一つの中国」原則を堅持すると通知し、今年4月30日以降、台湾及びその関連機関が発行したパスポート及び関連の旅行証明書をソマリア連邦への出入国や通過に使用できなくなると発表しました。
外交部はこの決定に対し強く抗議し、ソマリア政府にこの公告を直ちに撤回するよう要求しました。外交部は、ソマリアが中国の圧力の下で行動し、我が国民の旅行の自由と安全を制限することを強く批判し、ソマリア政府が2758号決議を誤解し、いわゆる「一つの中国」原則と結びつけて、台湾を中華人民共和国に従属させるイメージを作り出そうとしていることに対し、強く反論しました。
また、外交部及び我が国のソマリアランド共和国代表処は、ソマリアランド共和国政府と共に理念を共有する国々及び国際機関に具体的な行動を取るよう働きかけ、この誤った行動を撤回させるよう求めています。国民の旅行の安全と便宜を確保するため、外交部はソマリア政府がこの公告を撤回するまで、ソマリア連邦及びソマリアランド共和国への訪問を控えるよう呼びかけています。
ソマリアランド共和国は1991年に独立以来、4回の大統領選挙を行い、政治情勢は安定しており、民主主義の理念が深化しています。我が国と同じく民主自由を理想とする国です。ソマリア政府はソマリアランドの空域を管理することで、民主主義国家の人々が相互に交流することを妨げる行為を行い、アフリカの角の情勢に悪影響を及ぼしています。この案件について新たな展開があれば、外交部は速やかに外部に説明する意向です。
