新たな核協議前にイランが米国の「挑発的発言」を批判

イラン外交省の報道官バガヘリは、「米国の決定者による矛盾した行動、および外交の道を進める上での善意と真剣さの欠如」を批判しました。今日(1日)、イランは米国を「矛盾した行動と挑発的な発言」で非難しました。これに先立ち、ワシントンはテヘランに対し、イエメンのフーシ派(Houthis)武装組織を支持することの結果を警告しており、双方の核交渉中にテヘランに新たな石油関連制裁を実施しました。
ワシントンとテヘランは過去1か月間にわたり、金融制裁を解除することを前提とした協議を続けており、イランの核計画を制限することを目的としています。双方の第4回会談は、3日にローマで行われる予定です。米国は4月30日にイランの石油および石油化学製品に関与した不法貿易主体に対して制裁を発動しました。
また、米国の国防長官ヘッグセスはイランに対し、青年運動武装組織を支持することの結果を警告しました。青年運動はイエメン北部を制圧しており、ガザ戦争中に紅海の船舶を攻撃し、パレスチナへの支持を示すためだと主張しています。
今年3月中旬以降、ワシントンは青年運動に対して集中的に空爆を行い、1,000以上の標的を攻撃しました。バガヘリは、「イランに関する米国の矛盾した行動と挑発的発言がもたらす結果とその破壊的影響の責任は米国が負うべきだ」と述べました。米国のトランプ大統領は2018年に主要国とイランとの核協定から脱退し、イランが新しい核合意に合意しなければ攻撃を加えると脅迫しました。しかし現在、双方はオマーンの仲介を通じた先の数回の会談が非常に有意義であったと述べています。
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