エバニーズがオーストラリア首相に再選 20年ぶりの成功者
オーストラリアのエバニーズ首相は、家族や外務大臣の黄英賢と共に、国会選挙で圧倒的勝利を収めた労働党を祝いました。この選挙は3日に行われ、数百万人の有権者が投票に参加し、労働党が再び勝利を収めました。
エバニーズは「今日、オーストラリアの人々は公平、野心、平等な機会のために票を投じた」と述べました。外信社AFPは、選挙結果が米国のトランプ大統領の強硬な関税政策に影響され、金融市場の混乱に不安を感じたオーストラリアの有権者が現政権を支持した可能性があると分析しています。
エバニーズの対立候補である自由党と国家党の連合候補者ダットンは、移民削減や公務員削減の政策を掲げており、これらの方針はトランプ政権の関連政策に似ています。そのため、労働党は長い間の世論調査で劣位に立たされていましたが、選挙の数週間前に反撃し、最終的に大きな差をつけて勝利を収めました。
初めて投票に参加したオーストラリアの学生エリザベスは、「私が考慮しているのは生活費であり、将来的には家を買いたい。食料品の価格も手の届くもので、どんな人も自国で不安を感じたくない」と述べました。企業家のサイモン・クインは「トランプのような強硬で迅速なスタイルは確かに大衆に何らかの反応を引き起こし、今夜の選挙結果に一定の影響を与えた」と指摘しました。
オーストラリア放送協会ABCの調査によると、今回の選挙では労働党と自由党・国家党連合の支持率は約32%です。しかし、独立候補者および緑党への支持が、労働党が重要な選挙区で優位を取得する要因となり、エバニーズが成功裏に再選され、オーストラリアで20年以上ぶりの再選首相となりました。
