ハンガリー、初のL-39 NGを受領し飛行訓練能力を強化
軍事ニュースサイト「The Aviationist」による報告によれば、ハンガリーは最近、初の3機のL-39 NG軽攻撃訓練機を正式に受領し、これはハンガリー空軍の飛行訓練能力と空防力の重要な一歩を示します。
この3機は、チェコのアエロ・ヴォドホチ（Aero Vodochody）グループによって製造され、5月30日にハンガリーのケチケメト（Kecskemét）空軍基地に到着しました。ハンガリー空軍は合計で12機のL-39 NGを購入しており、そのうち8機が訓練機型、4機が偵察機型で、2028年までにすべてが納入される予定です。
L-39 NGは「スカイフォックス」（Skyfox）とも呼ばれ、L-39シリーズの最新バージョンであり、最高時速907キロ、最大離陸重量5.6トンを誇ります。副燃料タンクなしでの最大航続距離は2130キロに達し、デジタルコックピットと近代的な航法電子機器が装備され、飛行訓練の効率と安全性を大幅に向上させています。また、機体の下には5つのハードポイントがあり、様々な武器やセンサーを搭載できる能力があります。偵察機型はMX-15光学センサーが統合されており、様々な偵察任務やレーザー標定タスクを実行することができます。
初の機体の納入前に、ハンガリーのパイロットはすでに100回以上の飛行訓練を完了しており、L-39 NGの操作を迅速に習得することが期待されています。今年の年末までに、ハンガリー空軍はさらに5機の訓練機の受け取りを予定しており、2028年には4機の偵察機型も受領します。
