猫が麻薬輸送の道具に？コスタリカの刑務所警察が麻薬を背負った白黒猫を捕まえる
一匹の白黒猫が麻薬を背負って発見され、刑務所の警察に捕まった。（写真はFacebook／Ministerio de Justicia y Pazより転載）最近、コスタリカで特異な麻薬輸送事件が発生した。ある監視官がポコシ刑務所（Pococi Penitentiary）の外で、毛皮に異常な灰色の斑点がある白黒猫を見つけ、確認のために捕獲したところ、背中には麻薬が結びつけられていたことが判明し、総重量は300グラムを超えた。
報道によると、コスタリカの司法と平和省（Ministry of Justice and Peace）は、当日、ある警察官が見張り塔からこの白黒猫が鉄のフェンスの近くで動いているのを観察していたところに、異常を感じたと述べた。他の警察官が通報を受け、迅速に行動し、猫を無事に捕まえ、背中にくくりつけられた不明な物体を発見、約235.65グラムの大麻、67.76グラムのヘロイン、2枚のタバコ巻き紙が入っていた。
警察は、これらの麻薬がもともと刑務所に密輸される予定であったと考えている。彼らは現在、監視カメラの映像を調べ、この猫の過去の活動を追跡し、外部の人物が囚人と共謀して動物を使って麻薬を密輸していたかどうかを確認しようとしている。同時に、この黒白猫は国家動物衛生局（National Animal Health Service）の健康チェックに回されている。司法と平和省は公式Facebookで事件の監視映像を公開し、警察官の迅速な反応を称賛し、麻薬の刑務所への流入を防ぐことに成功したと伝えている。
なお、このような動物を利用して違法物品を輸送する手法は、コスタリカでは頻繁に見られることがあり、特に猫は行動が隠密で、高いフェンスを越えやすいことから、麻薬密売人に選ばれがちである。不法な人間は、食べ物を使って猫を訓練し、刑務所の近くに近づけ、小さな量の麻薬を指定された領域に持ち込むことが多く、麻薬捜査官が警戒を怠りがちになる傾向がある。
