ニュージーランド、外国の干渉を防ぐために宇宙インフラの法整備を発表
外国の干渉を防ぐために、ニュージーランドは7月に地上の宇宙インフラの運営を規制する法律を発表する予定です。ニュージーランドの宇宙大臣ジュディス・コリンズ（Judith Collins）は、新法が2024年末に導入され、国家の利益を損なう可能性のある外国の軍事活動を抑止することを目指していると示しました。
コリンズは声明の中で、新しい規制制度がニュージーランドの宇宙船の追跡・制御、宇宙監視、データ送信のインフラに対する外国の干渉を防ぐと強調しました。中国について具体的には言及されていませんが、報告書は中国がニュージーランドの重要な情報の懸念事項であると指摘し、他の国々も悪意のある活動を行っていると述べています。
この南太平洋の国は、地理的な位置と晴れた空のため、衛星の打ち上げと監視に適した場所となっています。欧州宇宙機関（ESA）もニュージーランドから宇宙を監視しています。コリンズは、この法案が地上の宇宙インフラの登録要件を詳述し、運営者が遵守すべき安全対策と責任調査のシステムを規定することになると述べました。コリンズは、「この新制度の導入は威嚇作用を持ち、国家の安全について真剣に考えているという非常に明確なメッセージを送ることになります」と述べました。
