バフェットが保有する米国債は5%近くで、FRBを上回る
最新の計算によると、米国の著名な投資家ウォーレン・バフェット（Warren Buffett）が運営するバークシャー・ハサウェイ（Berkshire Hathaway）は、現在、米国債の総額が連邦準備制度（Fed）を上回り、全体の市場で近く5%を占めています。
Barchart.comが23日に報じたところによると、バークシャーは2月に提出した年次報告書で、2024年の米国債の短期投資の保有額が2864.72億ドルに増加し、2023年の1296.19億ドルから121%増加したことを示しています。さらに、バークシャーは144億ドルの短期米国債（満期が3か月未満）も保有しているため、総保有額は3008.7億ドルに達しています。
米財務省の公共債務月報によると、2025年3月末時点で国債市場の総額は6.15兆ドルです。つまり、バークシャーの国債の保有量は全体市場の4.89%を占めており、米国流通している国債の毎20ドルのうち1ドルがバークシャーのものであることを意味します。一方、FRBの国債保有量は1950億ドルをわずかに超えています。
2025年4月時点で、国債の平均利回りは4.359%であり、高リスクな株式やその他の固定収益商品と比較して、優れた無リスクリターンを提供しています。
バフェットは2024年5月4日にバークシャーの年次株主総会で、キャッシュポジションが4〜6月末までに2000億ドルに膨らむ可能性があると予測しました。彼はこの資金を使いたいが、リスクが極めて低く、潜在的なリターンが極めて大きい機会を見なければならないと強調しました。彼は冗談交じりに「FRBには言わないでください」とも述べました。
